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最終更新日:2017/11/20

着物の素材と特徴

縁側に座っている女性

女性用の着物はその美しさから、ついつい模様に目を奪われがちです。しかし、いざ着物を購入しようとした時、ただ見た目だけに注目していると、あとでちょっと後悔することもあります。これはどんな衣服でも言えることですが、そこにどういった素材が使われているのか、また、その素材にはどういった特徴があるのかをきちんと把握しておいた方が、何かと得することもあるかと思いますので、今回はその点を踏まえて着物の解説をしていきましょう。
まず一つ目は絹(シルク)ですね。高いものだと数十万、百万単位の価値がある着物ですが、そういったものの価値は染色の手間や織り方の細かさなどもあげられますが、シルクという素材自体が高級という事情もそこに加わります。シルクの特徴は何と言っても、その見た目の上品な光沢です。かつては日本でも養蚕業が盛んで、蚕のことを「おカイコ様」と呼ばれていたくらい、シルクの糸は高級感が段違いです。また、見た目だけではなく、触った時の感触もなめらかで、必要もないのについつい触りたくなってしまうのも、シルクの魅力と言えるでしょう。ただし短所としては水に弱いという点があげられます。やはり天然素材ですから、そういった加工がしにくいところがあるのでしょうね。あとは摩擦にも弱くなっており、値段もそうですが、繊細な扱いが求められます。
素材の弱さを除けば、シルクは優秀な素材なのですが、それでも夏場に着ていると、さすがに暑さを感じてしまいます。そのため、夏のように熱い季節や、普段着用の着流しの素材として使われているのが麻です。麻はシルクと比べると安価ですし、汗もすぐに吸収してくれるので、まさに汗ばむ季節には打ってつけの素材と言えます。また洗濯もしやすくなっているので、お手入れも簡単にできるところも、庶民には嬉しいところです。
最近ではこれ以外にも、ウールやデニムなど、着物としては変わり種の素材である商品もたくさん出回っています。また、洋服でよく使われている化学繊維の着物も出ています。現代人が着物を敬遠する理由はいろいろあります。一つは着るのが面倒というのがありますが、もう一つは保管や手入れが面倒というのもあるのではないでしょうか。衣服業界としても、もっと着物を着てもらいたいと考えており、素材が頑丈であったり、洗濯もしやすい素材の着物というものが続々と販売されています。今は興味のない人も、着物には洋服にはない利点がたくさんありますから、一度着てみてはいかがでしょうか。

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